1.212025
新年のお祝いを申し上げます。
本年も、たま~にアップしますので、お付き合い頂ければ幸いです。
タレントさんの醜聞をきっかけに、
大口スポンサーがTVCMのオンエアを控えるという事態が起きています。
醜聞の追及はさておき、私が気になるのは、各社によるCM差し止めの理由説明です。
判で押したように冒頭の表現です。
これは差し止めの理由を何も説明していません。
広告宣伝の効果を損なう状況だから、
社長の記者会見は説明責任を果たしていないから、
F社のスタンスでは再発防止が期待できないから、等々
表現の方法は何通りもあるはずです。
この状況においてすら、広告主が媒体(放送局)に遠慮、忖度しているように見えます。
金を出している側が、受領している側に遠慮しなければならない
という異常な力関係があると考えざるを得ません。
原因は「放送免許」という制度ですね。
免許とは『原則禁止、例外的に許可』という、お上による厳しい統制の仕組みです。
放送に適した電波は有限だから、が免許制度の理由と思われますが、
電波技術の進歩やネットの普及により、その前提は崩れています。
一気に自由化せよとは言いません。
しかし今回のように、ひどい組織の劣化が露呈した場合、
『放送免許取り消しを警告』程度のご指導はあってもよろしいのではないでしょうか。
所轄官庁(総務省)の皆様、出番です。
後ろの方々のお役目は?
小原
Copyright © 播州倉庫株式会社 All rights reserved.