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『ノンカスタマイズ』で行こう

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既製のコンピュータソフトを導入する際、自社の独自事情を反映するため、

特殊仕様に改造することを『カスタマイズ』と呼びますね。

その結果、コストが予算を超過、プロジェクトが暗礁に乗り上げる。

ソフト会社も採算が下がってゆき、誰も幸せになれない。

よく起こる現象です。そこで登場するのがこの言葉。

自社業務スタイルの方を変更、カスタマイズは最小化しよう、という意味です。

先日、この言葉をサボリの言い訳に使っている事例を耳にしました。

・お客様:(システムに対して)あんな要望、こんな要望。

・販売側:『ノンカスタマイズ』とするよう、上から指示されております。

顧客満足度向上の糸口を頂いたのに。

普遍的改善点が含まれていたかもしれないのに。

本質論を避け、カタカナを使ってお客様を煙に巻いちゃったようです。

こういう建前主義が日本の会社をダメにするのだな、

と新年早々深く感じ入ったところであります。

新年のご挨拶をせねばと思っている内に1月が終わります。

遅ればせながら、本年もご閲覧の程、宜しくお願い申し上げます。

 

小原

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